「効率よく勉強を・・・」
こんなことを生徒が言い出したら、
僕はその言葉の真意を全力で見抜く努力をする。
「効率がいい」という便利な言葉の裏側には、
少なからず「楽に」という気持ちが含まれるからだ。
僕はその生徒の発した言葉にある「楽に」という気持ちの大きさを知りたいんだ。
でもね、勉強にエレベーターはないんだよ。
階段しかない。
階段で一階ずつ上に上がって、
そのフロアにあるものを見て回って、
また一つ上の階へ階段で上って・・・
これの繰り返しだ。
エレベーターで一気に上ってしまうと、
飛ばした階にあるものを見れないじゃんね。
自分の飛ばした階にめっちゃ良いものがあっても
それに気付けない。
勉強を頑張るっていうのはね、
一気に上の階まで上がることじゃないんと思うんだよ。
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