勉強している生徒の机から
コロン
ポトッ
と、文房具が落ちてしまった。
もちろん、わざとではないだろう。
僕だって事務作業や授業準備をしていると
細かなものを落としてしまう時はある。
さて、僕の視界の範囲で、
ある生徒が文房具を落とした。
僕はそれを拾ってあげることはしない。
「落としたよ」と言ってあげるだけ。
器が小さいな とか 不親切だな とか 思わないでね。
落としたものを誰かに拾ってもらう。
些細なことかもしれないけど、
誰かに何かをやってもらおう・やってもらえる
というのが常習化してはいけないと思うんだよ。
もちろんね、
自分だけではどうにもできないことってのはあるよ。
それは誰かの助けを借りればいいさ。
でも、自分でできることは自分でやらないと。
自分で落としたものぐらい自分で拾おうと思わないと。
些細なことほど自分でやるべきなんだと思う。
子供のうちからそんな他力本願じゃ
大人になってから絶対苦労する。
日々、塾での生活を通じて、勉強以外のそんなことも学べる・体験してもらいたい。